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2016.7.29

◆水都

お待たせいたしました。
ついにデルタのオリジナル万年筆とオリジナルインク第二弾が発売になります。
 
オリジナルの万年筆とインクの製作の企画をはじめたとき、心に思ったことがふたつあります。ひとつは万年筆を身近に感じて、楽しんで頂きたいということ。そしてもうひとつはインクの色を楽しんで、彩りのある書き物を楽しんでいただきたいということです。
 
デルタの万年筆への思いを込めたブランドがついに始動します。
その名は「水都」。
 
「水の都大阪」 古くから文化や芸術、そしてビジネスが発展してきた、この大阪の地で、文化を綴る道具である文房具をたくさんのお客様にお届けしてきた当社が込める思い。四季折々、時事刻々と移り変わる大阪の風景の色を、そのインクにあらわし、万年筆に注ぎ込んだインクを通して、思いや考えを文字や絵にしたためる。そんな万年筆生活を楽しんで頂くブランドに育てていきたいと思います。
 
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「水都」万年筆は、セーラー万年筆社の「レクル 透明感」をベースにペン先にオリジナルのロゴを刻印しています。インクの色を綺麗に魅せる透明感のこだわりを持ったペンです。
 
「水都」インクの新色は2色ご用意いたしました。中之島の新緑をイメージした明るい緑に仕立てた「中之島春緑(なかのしましゅんりょく)」と、北新地の妖艶で美しい赤を仕立てた「北新地紅夜(きたしんちべによ)」。いずれも第一弾のインクに負けない、美しいオリジナルインクに仕上がりました。
 
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「水都」万年筆、オリジナルインク第二弾ともに、ギフショナリー・デルタ堂島アバンザ店、STYLE DEE. Onlineともに2016年8月1日(月)の販売開始となります。第二弾の発売とともに、第一弾のインクもボトルスタイルを変えての再登場となります。いずれも一度に多くを生産できないため、販売数量の制限をさせていただきますが、是非ともこの機会に「水都」を手にとって頂き、万年筆の世界を楽しんで頂ければ嬉しく存じます。
 
【「水都」オリジナル万年筆】
販売価格:4,000円(税別)
ペン先:ステンレス / MF(中細字) 透明感コンバーター付き
ボディ:樹脂/透明
本体サイズ:φ17×123MM
本体重量:12.4g
 
【「水都」オリジナルインク】
“中之島春緑(なかのしましゅんりょく)”
販売価格:2,000円(税別)
リザーバー付きボトル
容量:50ml
 
“北新地紅夜(北新地紅夜)”
販売価格:2,000円(税別)
リザーバー付きボトル
容量:50ml
 
※万年筆は一度のお買い上げにつき、お一人様4本までのご購入とさせて頂きます。
※オリジナルインクは一度のお買い上げにつき、お一人様各色1ボトルまでのご購入とさせて頂きます。
 
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2016.6.30

◆ 4/63(ろくじゅうさんぶんのよん)

本日は第63期の〆日です。
代表に就任して4/63期の〆です。
 

1953年7月の設立から63年、創業からでは73年。創業100年企業が26,000社を超える日本の企業群の中では、まだまだひよっこですし、企業規模も吹けば飛ぶような会社ですが、毎年、毎期、期末を迎える時は感無量になります。
 

長寿企業の多くは、それぞれの事業を「社会的な意義をもつ行いであると考えている」と言われています。その企業理念の根本の部分に、長寿の素があるのだと。自利ではなく利他であると。私は常々思います。生かされている、活かされていると。我が社の理念は、
 
「私たちは、社名の「デルタ」が表すようにたくさんの良い物や良い情報 素晴らしい人々が集まる三角州になりたいと考えます
私たちは、私たち自身とお客様そして地域社会がともに発展し自然環境にも配慮した住みよい社会を実現していけるよう努力します
 
と定めてあります。
 

これは私がこの会社に入社した2003年、13年前に定めた経営理念です。私は当社に入社する前は、学校を卒業し、就職活動をして、勤めをしていました。経営理念など考えたこともなかったと思います。しかしながら、友人の創業社長から、経営理念をしっかりと考えて、それを骨子に据え、自社の進むべき方向をしっかりと見据えなければならないと助言頂きました。私はまず、父である当時の代表に、「我が社の経営理念は何ですか?」と問いました。その時、代表は、「ない。」と言い切ったことを覚えています。しかし、その後、口にした言葉は、「強いていうならば、全従業員の物心両面の豊かさを追求する。」かな。という言葉でした。のちに2010年に稲盛和夫氏の盛和塾に入塾した私にとっては、今となっては驚くべきことであります。
 

当社の経営理念の話は何度もこのブログで書いているので、おいておきます。
期末、期首を迎えるにあたって思うことは、企業は人で形成されているだけに、人の人生も企業の歴史も、同じであると思います。昨日の記事でも書いたように、私は露天神社に日参しています。朝、最初に露天さんにお話することは、「今日も命を繋いで頂き、有難うございます。繋いで頂いた皆に心より感謝致します。」であります。企業も同じで、毎日営業活動のできることは、本当に幸せなことであり、有難いことだと思います。
 

この数年間、お店を創っては閉め、古くから継承してきた歴史のあるお店も閉め、まるで何かを終わらせることが自分の仕事であるかのように毎日を過ごしてきました。たくさんの出会いや別れもありました。しかしながら、企業体としてのデルタジムサービスは、毎日息をしています。多くの人に支えられながら、新陳代謝はあるものの、形を変えながらも、毎日毎日生きています。未来へ向かって。
 

これからもデルタが生き続けることを誓い、第63期の最終日に向かいたいと思います。
ご縁を頂いた皆様に心より感謝を申し上げます。
 

さて、今から23年間お世話になった協業社の朝礼に参加させて頂き、ご挨拶をしてきます。
第64期からは今までとは違った形のビジネスのお付合いになります。楽しみです。
 
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代表に就任して、4/63期を無事に〆られることに心より感謝致します。
それでは皆様、良い1日を。
 
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2016.6.29

◆露天神社参り

露天さんに茅の輪が立ちました。
 
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露天さんに日参するようになって、はや何年でしょうか。今年もこの季節がやってきたんだなと、夏の到来を感じずにはおれません。
 
「茅の輪くぐり」
 
夏越の祓、茅の輪をくぐることで禊をして、正月から半年間の穢れをお祓いし、残り半年の無病息災を祈願するという意味があるそうです。本厄の私にとっては、毎日くぐるくらいでちょうど良いかもしれません。(笑)
 
露天さんにはいつも何かとご縁を頂きます。本当に感謝です。何度かブログで書いたかな?Facebookだったかな?露天神社、通称お初天神さんには複数社がいらっしゃいます。水天宮さん、金刀比羅宮さん、開運稲荷さん、難波神明さん、神牛さん、たくさんの神様がいらっしゃいます。先日、当社堂島アバンザ店で、インク工房を開催頂きました、セーラー万年筆の石丸さんは関西入りされる際に、水天宮さんと金刀比羅宮さんにお参りされるとのこと、ご縁を感じます。
 
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水天宮さんのお宮の中には母子像があり、その横に貼ってある子育四訓には、うなずかされます。
 
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乳飲み子からは肌を離すな
幼子は肌を話して手を離すな
少年は手を話して目を離すな
青年は眼を話して心を離すな
 
なるほどと。
 
来月には例大祭、地車囃子が梅田を巡行します。夏が来る。
そんな四季折々の露天さんの姿を見続けながら、事業の隆盛と人徳の和合について、益々の精進を心がけなければならないと、毎日心に思います。
 
雨の日も風の日も晴れた日も、心穏やかな時も悩める時も。
お参りを続けること。お願いをするだけではなく、ご報告や懺悔、様々な思いをもって毎日通わせて頂けることに感謝致します。
 
そうだ、先日のインク工房で作っていただいた色を紹介します。
“Purple Rain”と名付けたのですが、和名も欲しいなと思い考えてみました。
 
「露天紫雨(つゆてんむらさめ)」
 
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和の紫のイメージに少し洋の深みを入れて頂きました。大変気に入っています。
雨の恵みに感謝し、そして止まない雨はない。
夜明け前の薄暗い時間、雨が上がりそうな瞬間、そんな時間の紫のイメージでしょうか。
 
間も無く夏がやってきますね。
今年の夏はどんな夏になるか楽しみです。
(^-^)
 
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2016.6.27

◆笑顔の溢れる時間

ご無沙汰しております。(笑)

 

前回の投稿が、昨年のセーラー万年筆さんのペンクリニックの投稿というのが何だか運命を感じますが、「どれだけ投稿をしてないねん!」と叱られそうな感じです。

 

さて、先週の金曜日、土曜日と当社の堂島アバンザ店にて、セーラー万年筆の石丸さんによるインク工房を開催頂きました。当社、当店でのインク工房の開催は初めてなので、スタッフも私も大変緊張していましたが、石丸さんとセーラー万年筆の社員様のご協力のおかげ様で、本当に素晴らしいイベントとなりました。

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本当は金曜日の晩に、ブログを書こうと思っていたのですが、あまりにもたくさんの気付きと学びを頂き、言葉をまとめるのに少し時間を頂きました。

 

私は常々、「我々は道具を売っているだけではないんだよ」とスタッフの皆に話をします。我々が販売させて頂いた文房具によって、お客様、お使いになられる方々の仕事や人生が如何に豊かで幸せなものになるかというお手伝いが出来るかを常々考えて欲しいと。「文化を綴る道具を販売する、文化を創造する場をご提供する」が我々の企業ミッションです。今回のイベントを通して、本当にその思いが間違えていないと気づきました。

 

朝早くから、インク工房の整理券を求めてご来店頂いたお客様が、本当に笑顔で石丸さんと対面し、終始笑顔で自分のオンリーワンのインクを作って頂き、笑顔で帰路に着かれる。こんなシーンを、何十人ものお客様の姿を拝見し、素直に「すごいなぁ」という気持ちと「こういった場を創ることが我々の使命なんだ」と噛みしめずにはおれませんでした。

 

昼食と夕食も石丸さんとご一緒させて頂いたのですが、熱くて優しい思いが溢れ出て、ずっとこの方のお話をお聞きしていたいと思うほどでした。あまりにもたくさんのお話をさせて頂いたので、一気に全て書くともったいないので、これから小出しにしていきます。(笑)

 

石丸さんから頂いた気付きの中でも、先ずもって大切だと感じたことのうち、大きな部分を備忘録に。

 

「揺るぎない大きな志」
「時には岩をも穿つ熱い思い」
「あらゆるもの、人に対する優しさ」

 

この3つが私が、2日間、石丸さんのお姿を拝見していて感じたことです。
まだまだたくさんお話をさせて頂きたいと思いました。人に惚れるとはこういうことなんだろうなと思いました。ご縁に感謝です。

 

実は私も一色ブレンド頂きました。
その日一番に目に飛び込んだ色、その日一番心に残った色を作って頂きました。その名も”Purple Rain” 純和風な紫ではなく、少し洋風なイメージをブレンド頂きました。「止まない雨はない」私の好きな言葉です。そして、毎日お参りする、お初天神、露天さんで、時折みる雨のイメージも盛り込んでいます。本当に素敵な”Purple”が出来ました。石丸さん、ありがとうございます。
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そうそう、「露天さん」で思い出しました。石丸さんは、お仲間の長原さんと関西入りされる時、必ず露天さんにお参りに行かれるそうです。なんとも運命を感じます。露天さんには実は、水天宮さんと金毘羅宮さんも同居されています。「水に携わる石丸さん」そして「金に携わる長原さん」お二方で露天さんにお参りされている素敵な後ろ姿が、目に浮かびます。
本当に素晴らしいご縁を頂きました。本当にありがとうございます。
 

石丸さんに感謝、セーラー万年筆の社員の皆様に感謝、お客様に感謝、当社のスタッフたちに感謝致します。。

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石丸さん!
また、この堂島の地にお帰りくださいませ。

2日間の笑顔に溢れる素敵な時間を本当にありがとうございました。

深感恩
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2015.9.28

◆文房具への思い

ちょうどこのブログを始めた頃、ふたつめの投稿だったようですね。
◆文具は文化を綴る道具
という投稿をしたようです。
先週末、セーラー万年筆さんのイベントで、ご担当頂いた技術の方と
たくさん万年筆のお話、文房具のお話をさせて頂きました。
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私は文房具屋の息子として生まれましたが、周りに沢山文房具があった
訳ではなく、思い出に残るのは、祖母の家の電話台の引き出しにあった
貧乏削りの鉛筆と丸っこく擦り切れた消しゴム。
これが私の記憶に残る文房具の始まりだったと思います。
毎日、隣に住んでいた祖母の家で、広告の裏に、鉛筆で沢山絵を描きました。
漫画の模写や、色々な人の顔、色々なもの。よくもまぁ、飽きずに描き続けた
ことだと思います。絵を習いに行けるほど裕福な家庭でもなく、ただただ
鉛筆で絵を描くことが好きで好きでたまらなかったのを覚えています。
小学生になって、広告の裏が教科書の端になり、中学生になって教科書から
机の上になって。私の周りは鉛筆で描いた絵が散乱していたように思います。
鉛筆をカッターで削ってトーテムポールを作っていたのは小学校の高学年の
頃のことでしょうか。
高校になって、流石に落書きは減りましたが、毎日Hi-Uniを7本削って、
クローム鞘をつけて、筆箱に入れて学校へ通ったのを覚えています。
周りの友人たちはシャープペンシルを使っていたけれど、私は最後まで
鉛筆を使っていたように記憶しています。
この仕事について、ふと「鉛筆が好きで好きでたまらない。」
「 描く、書くことが好きで好きでたまらない。」と気づいたのですが、
幼少期から少年期のこのささやかな文房具との関わりが、今の感性を
作り上げたのだなと思います。
決して絵が上手な訳でもなく、
字が上手な訳でもなく、ただただ好きなだけ。
それをしている時の自分が幸せで、楽しく人生を過ごせているという。
ただそれだけなのです。
よく、当社のマネージャーとお話をすることがあります。
「文房具は決して贅沢品ではない。ささやかな機能とデザインが
その人のお仕事や生活を豊かに、楽しく、幸せにすることの出来る
道具である。」と。
何度もこのブログでも書いていることかもしれませんが、文房具がそれを
使う人のモチベーションを高め、豊かな人生を実現するお手伝いを我々は
ご提供しているのだと、改めてこの数日考えています。
「文化を綴る、人生を綴る。」
そのお手伝いが出来る志事は、本当に素敵なお志事であると思います。
繋いで頂いた先人に感謝をしながら、さらに未来へとこのお志事を繋いで
行かなければなりません。
「みらいへ」
久しぶりのブログの投稿ですが、ふとブログに書き留めておきたいと思い、
お志事の途中ですが、キーボードを叩いています。
前回の投稿から今日まで、沢山の出来事がありました。
この数年間、本当に沢山の経験をさせていただいています。
「みらいへ」
この思いをずっと忘れずに。
(^-^)
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