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2015.9.28

◆文房具への思い

文具への想い

ちょうどこのブログを始めた頃、ふたつめの投稿だったようですね。
◆文具は文化を綴る道具
という投稿をしたようです。
先週末、セーラー万年筆さんのイベントで、ご担当頂いた技術の方と
たくさん万年筆のお話、文房具のお話をさせて頂きました。
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私は文房具屋の息子として生まれましたが、周りに沢山文房具があった
訳ではなく、思い出に残るのは、祖母の家の電話台の引き出しにあった
貧乏削りの鉛筆と丸っこく擦り切れた消しゴム。
これが私の記憶に残る文房具の始まりだったと思います。
毎日、隣に住んでいた祖母の家で、広告の裏に、鉛筆で沢山絵を描きました。
漫画の模写や、色々な人の顔、色々なもの。よくもまぁ、飽きずに描き続けた
ことだと思います。絵を習いに行けるほど裕福な家庭でもなく、ただただ
鉛筆で絵を描くことが好きで好きでたまらなかったのを覚えています。
小学生になって、広告の裏が教科書の端になり、中学生になって教科書から
机の上になって。私の周りは鉛筆で描いた絵が散乱していたように思います。
鉛筆をカッターで削ってトーテムポールを作っていたのは小学校の高学年の
頃のことでしょうか。
高校になって、流石に落書きは減りましたが、毎日Hi-Uniを7本削って、
クローム鞘をつけて、筆箱に入れて学校へ通ったのを覚えています。
周りの友人たちはシャープペンシルを使っていたけれど、私は最後まで
鉛筆を使っていたように記憶しています。
この仕事について、ふと「鉛筆が好きで好きでたまらない。」
「 描く、書くことが好きで好きでたまらない。」と気づいたのですが、
幼少期から少年期のこのささやかな文房具との関わりが、今の感性を
作り上げたのだなと思います。
決して絵が上手な訳でもなく、
字が上手な訳でもなく、ただただ好きなだけ。
それをしている時の自分が幸せで、楽しく人生を過ごせているという。
ただそれだけなのです。
よく、当社のマネージャーとお話をすることがあります。
「文房具は決して贅沢品ではない。ささやかな機能とデザインが
その人のお仕事や生活を豊かに、楽しく、幸せにすることの出来る
道具である。」と。
何度もこのブログでも書いていることかもしれませんが、文房具がそれを
使う人のモチベーションを高め、豊かな人生を実現するお手伝いを我々は
ご提供しているのだと、改めてこの数日考えています。
「文化を綴る、人生を綴る。」
そのお手伝いが出来る志事は、本当に素敵なお志事であると思います。
繋いで頂いた先人に感謝をしながら、さらに未来へとこのお志事を繋いで
行かなければなりません。
「みらいへ」
久しぶりのブログの投稿ですが、ふとブログに書き留めておきたいと思い、
お志事の途中ですが、キーボードを叩いています。
前回の投稿から今日まで、沢山の出来事がありました。
この数年間、本当に沢山の経験をさせていただいています。
「みらいへ」
この思いをずっと忘れずに。
(^-^)
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