読書の秋ということもあり、最近本をよく読みます。
新しい本に手を伸ばすのも良いと思うのですが、
何年か前に読んだ本をもう一度読み直すというのも
また一興だと思います。
ということで、一昨日から再度読み直しをはじめた
のは、エイドリアン・スライウォツキーの、
ザ・プロフィット ~利益はどのようにして生まれるのか~
です。
エイドリアン・スライウォツキー 著
中川治子 訳
ダイヤモンド社
若いビジネスマン、スティーブと賢人チャオが利益
モデルについて、いろいろな会社のケーススタディー
を通して考えるビジネススタディーの物語です。
前回この本を読んだのはこの会社に入るか入らないか
という頃だったと思います。
今考えると、当時は利益というものに対する意識が
低く、読み終えた後もおそらく真剣に利益モデルと
いうもの考えてはいなかったと思います。
現に前職で営業をしていた時に、月2000万~3000万の
売上をあげ、粗利益率が18%~22%だったことまでは
覚えていますが、会議室会議や居酒屋会議の場に於いて、
「利益」というコトバについて討議がされたことは
一度もなかったような気がします。
もっとも、メーカー販社という立場でしたので、最
重要課題は売上とシェアの確保であったことは間違い
ではないのですが。。。
そんなこんなで、零細企業の小売業においてビジネス
をすることのギャップには正直驚きました。しかし、
それが現実。リアルワールドでした。今では、「利益」
を一番とし、社員スタッフにも「利益」がなければ、
会社は成り立たないんだよと啓蒙しています。
自社における最適な利益モデルを考える。そしてそれを
実行する。経営者にとって一番大切なことであると思い
ます。
下の写真は今期の始めに社員スタッフ全員で行った
書き初め。
一番左が私の「利」。
今期、既に第1Qが終了しようとしていますが、今期は
いろいろな意味での「利」を追求して行きたいと思います。
きちんと「利」を出して、社員スタッフ、地域社会、
顧客、仕入先、メーカーへ還元できるように。
精進です。