一昨日、「古物商許可証」の認可がおりました。
大分と前から取得したいと思っていた認可だった上に、
申請にかかかる手間が本当に面倒だったので、感慨も
ひとしお。

で、早速今日は、あるディーラーさんのご配慮により、
月に一度開催されているオークション現場に招待頂き、
古物オークションなるものを体験してきました。
まず痛感したことは、
「はたけ違い！」(笑)
新品ばかり販売している我々の商売とは感覚が違い
すぎるというのが正直なところです。
我々の商売においては、売上の大半がお客様のご希望の
商品やサービスを提供させて頂いて成り立っています。
外商部はほとんど１００％に近いといっても過言では
ないでしょう。（ホントはそれではダメなのですが。。。）
もちろん店頭部では、売上予測値を元に商品を仕入れ
ることもありますが、その大半は経験則であったり、
メーカーさんの紹介品であったり、新製品であったりと、
自分たちの販売計画、もしくは販売ビジョンに基づいた
仕入というものの比率は低いと思います。
昨今のコンセプトショップや雑貨店系、アパレル系の
店頭ではあたり前である「コンセプト」「ビジョン」の
最優先という事項が、ウチのお店ではしばしば忘れられる
ことがあります。ホントは一番大切なコトなのですが。。。
さて、話をもとに戻して。
昨日のオークションの参加者の方々は、その古物を
どのように、どんなターゲットに、いくらで販売するか
ということが一瞬でイメージできるようです。
勿論、賑やかし的な落札もあるかとは思いますが、基本
的には、自分のイメージにピタッとはまったものに関し
ては、迷いなく競り落とされます。そのスピードは尋常
ではありません。
「目利きのチカラ」です。
自分たちのコンセプト確立、顧客動向の調査、販売活動
への積極性、ビジネスにおける自信と確信。
全てにおいて今は彼らに負けているなぁと感じました。
本日の朝会で、営業スタッフに伝えましたが、彼らは
今までは異業種でした。でも、今は同じマーケットの中で
競業する同業種です。我々の数字が右肩下がりなのも、
同じマーケットに新しく生まれた同業種が右肩上がりだから
説明がつきます。シェアの概念です。
文具や事務用品、消耗品もそう。
我々のビジネスが厳しい状況下にあるのは、勿論、市況の
影響も少なくはないと思います。しかしながら、店頭販売
においては、90年代初頭から半ばにかけての無印良品、
ロフトの台頭、外商納品業務においては、90年代後半の
アスクルの台頭以降、文具事務用品の業界への異業種の
流入が加速しました。
どれほど参入障壁の低い業界だったのでしょうか。
ＩＴや物流が進化し、時間と空間、仕事とプライベートの
概念が著しく変化を遂げてきたこの10年間。我々は何を
考え、何を求めて仕事をしてきたのか。ここからまた10年
何に向かって進んで行くのか。
今までどおり、玉ねぎ畑で玉ねぎを作るのか。玉ねぎだけ
では食べていけない。ではトウモロコシと、キャベツと
ニンジンもつくらいないといけないのか。はたまた二毛作
に取り掛かるか。それとも一層のこと、はたけ仕事をやめて
街へ出稼ぎに出かけるか。
そのようなことまで考えさせられる見学会でした。
良い刺激になりました。
今日は滋賀県でかなり大量の家具の引取案件です。
この量を新規で導入すると、恐らく５００万円はくだらない
案件。今回は引取撤去です。
既成概念を捨て去って、商談に臨みたいと思います。