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2009.12.16

◆価値観と商売

デルタへの想い

商売をしていると価値観の相違に悩まされることがありま
す。特に景況が良くなかったり、厳しい状況に追い込まれ
ると、世間一般で言われている以上にそれを感じることが
あります。
文具や事務用品、オフィス家具に対する価値は一体どうい
ったものがそれに当たるのでしょう。
そもそも、1990年代半ばから後半に始まった異常なデ
ィスカウント文化(もちろん大量のディール(取扱量)に
関するディスカウントは以前からありましたが)は文具や
家具の価値を大きく変えることとなりました。それらは、
紛れもなく外資系事務用品リテイラー、そして新流通と呼
ばれるアスクルやカウネットが作り上げていった文化であ
ると思われます。
それまでは、小売店はきちんと定価販売を行い、適正利益
を確保し、健全な経営活動を行えていました。しかしなが
ら不毛なディスカウント競争時代の到来により、適正利益
を確保できる会社は減り、ごまかしながら会社を運営し始
めるとすぐにその歯車は崩壊し始めます。本来であれば、
きちんと儲けをださないといけない商売が、お金を回し、
商品を回すだけのビジネスへと転落し、明るい未来へ建設
的な経営活動ができなくなったのです。
今、まさに文具・事務用品の業界の大多数の小売商や卸売
商はそのような状況下にあると思います。(勿論、企業努
力を欠かさず、常に頭を使い何が真実かを見極めながら経
営努力を続けてきた会社は別ですが。。。)
一度できあがったデファクトスタンダードを元に戻したり、
変えたりすることは本当に難しく、時代の流れが変わらな
ければ、また、業界の流通に携わる皆の意識が変わらなけ
ればその流れは変わりません。そう、残念がら人間の悲し
い性ですが、皆で一斉にはその方向を向くことはできない
のです。必ず違う方向を向いてしまう人がいる。本当に悲
しいものです。
廉売も、定価販売も、高付加価値販売も、その何れが正し
いとか、どちらが間違っているということはないと思いま
す。但し、商売をする上で、その会社の価値観をきちんと
考えることはとても大事なことであると思います。
良い商品を良いサービスでちょうど良い価格で販売する。
また、お客様のご予算に合わせて、可能な範囲でご提案を
行う。決して無理をすることなく、背伸びをすることなく、
ちょうど良い体での商売を、長く続けることが、本当に価
値のある商売であると私は思います。当社の商売に関する
価値観だと私は思います。
昨今、商談をお断りすることが以前よりも多く出てきまし
た。ご縁だと思います。世相だとも思います。妥協をした
くないのです。お客様を選ぶなんておこがましい話ではな
く、良いご縁を作りたいという意識です。会社の方向性、
思いをご理解を頂ける方とのご縁。どちらが優位とかでは
なく、お互いがきちんと前に向けるご縁が本当の意味での
商売、「あきない」ではないでしょうか。
以前、心友の旅土産でもらった「あきない 手ぬぐい」に
商売の心が書かれていました。
「仙台四郎 あきない」
商売はあきないという
それはおもしろくて
しかたがないから
あきないなのだ
 
いつもおもしろいから
笑顔がたえないから
「笑売」となる
「いらっしゃいませ」
「ありがとうございます」
いつも活発だから
「勝売」となる
あきない商売を
おもしろくないと
思っているとすぐあきる
いつも不平不満や
愚痴がでて心が次第に
傷ついて
「傷売」となってしまう
こんなお店には そのうち
誰もよりつかなくなり
「消売」となって消えてしまう 
「笑売」をしているのか
「傷売」をしているのか
「勝売」をしているのか
あきない商売をしているのか
商売繁盛
千客万来
福ノ神 仙臺四郎
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画像は、今、手元に無かったので、日本全国手拭い【観光
/参拝】愛用・旅てぬぐいすと!さんのページから拝借し
ました。
http://nippontenugui.seesaa.net/article/60214581.html
自分たちの価値観をきちんと大切にし、良いご縁の笑売を
呼び込み、笑売が勝売を呼ぶ。単純に勝ち負けだけではな
く、楽しく笑の絶えないビジネスを築きたいものです。
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