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2010.9.9

◆もの作りの人ともの売りの人

日々の想い

気がつけば、9月も9日。毎度ながら月日の過ぎるのは早いものです。私は14歳の時から、「月日」と書くと、いつも(本当にいつも)、「月日は百代の過客にて 行きかふ年もまた旅人なり」の一文を思い出します。松尾芭蕉の「奥の細道」の冒頭文ですが、すごく素朴な一文に壮大なイメージを描いてしまうものです。
一昨日より横浜、東京へ出張で出向いています。今年は何かと関東に引っ張られています。2月、6月、7月、9月と。例年であれば年に2回あるか無いかの出張ですが、何かの予兆かなとか勝手に妄想を膨らましていたりします。親から命を頂いた日からずっと、人生という「旅」はしておりますが、今年は台湾、香港、中国などなど、場所を移動する「旅」を多くした年でもありました。何か新しいことが起きる前ぶれのようにも感じます。
さて、9月1日から、堂島アバンザ店にて「紙素材フェア」と銘打って、優しい風合いの紙素材を使った商品のフェアをイベント台にて展開しています。ご協力頂いているメーカーさんは、古川紙工さん、山紙Lettersさん、マルアイさん、夜長堂さん、大直(SIWA)さんなどなど優しい紙製品を作っておられるメーカーさんです。金封や和紙便箋、ロウビキノートやラッピング紙などなど、たくさんの優しい紙製品を販売していますので、是非お立寄りください。
さてそんな中、先日のフェア初日に、岐阜の美濃から商品の陳列展示のサポートに来てくださった、古川紙工の古川社長と、堺のメーカー山紙Lettersの山本さんと一緒に、作業終了後、食事を取る事になりました。
毎度ながら、熱い思いをお持ちの「もの作りの方」とご一緒させて頂くと、こちらもより熱い「もの売りこと売り」の血がたぎります。「こだわり」と「思い」と「志」、この3つが強ければ強いほど、作られたものに命が吹き込まれ、まるで我が子のように思えるようになるのです。そして、その自慢の我が子が、問屋さんに出向き、小売店に出向き、お客様の手元に届く。そしてお客様に満足頂いて、愛して頂く。これが我々が商いをしている醍醐味であると思います。小売りとしては、メーカーさんの愛するご子息をお預かりするようなそんな感覚でしょうか。作り手さんの思いを深く知り、売り手の思いを込め、そしてお客様に喜んで頂く。近江商人の「三方よし」そんな精神を高めていきたいものです。
今回の晩餐は、まさにそんな感覚を心の底から感じた晩餐でした。古川社長、山本さん、本当に有り難うございました。
さて、少し古川さんの商品をご紹介。これはご当地バージョンですが、こういったそえぶみ箋やおけいこ箋といった和紙のデザイン商品からスタンダードな商品まで幅広く扱っておられます。
そえぶみ箋.JPG
ちなみに、こちらは仲良くして頂いている、島根、鳥取のぶんぶん堂(きさらぎ)さんのオリジナル商品で、水木しげるさんの妖怪そえぶみ箋です。
フェアの様子はこちら。
古川紙工さん。
金封古川.JPG
山紙Lettersさん。
山本紙業.jpg
マルアイさん。
マルアイ.JPG
夜長堂さん。
夜長堂.jpg
あと、こちらはなんと、古川紙工(古川商店)さんの超高級便箋、鳳凰です。すごく優しい感触の超高級和紙で作られた便箋です。今、堂島アバンザ店に展示していますので、ご覧になられたい方はぜひとも足をお運びください。なお、当商品は申し訳ございませんが、お取り寄せの対応となります。
鳳凰ロゴ.JPG
鳳凰中身.JPG
皆様に感謝。
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