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2010.11.30

◆商人訓

デルタへの想い

おっと、今日は11月30日、またもやほぼ月日記となっております。それにしても月日の経つのは早い。今年も残すところあと31日と少しとなりました。そろそろ今年一年の棚卸しをまとめ上げなければなりません。
そんな中でも、今年改めて心と頭で受け止め直したことのひとつに、「利益」「商い」の考え方があります。昨年、私は期首の一言に「利」という漢字を書きました。しかし結果として「利益」をつくることができず、何とも中途半端な形で終えてしまいました。しかし、数ヶ月が過ぎた今年の夏の終わりに、経営塾に入塾したのをきっかけに、「利益」や「事業活動の意味」、自己の「固有の用」ということについてあらためて深く考え始め、今日に至ります。ほんの数ヶ月ですが、この数ヶ月で自分の考えたこと、実践していることを書き連ねるとすごい量になりそうです。ここからの人生は、今よりも数倍楽しくなる予感がしています。
いろんなことを考えたり、勉強したりすることは勿論大事ですが、今、私は最も基本的な部分、「商人」であることをもっともっと楽しんでいきたいと思っています。そして経営塾でも学ぶように「商い」の基本は「利益」を得ること。「利益」をだすことを楽しむこと、これが一番基本的な部分だと思います。かと言って暴利を得るわけではありません。自分の信念に基づき、社会的に善しとされる「商い」を行い、きちんと適正な「利益」を享受すること、これが「商売」の醍醐味であると信じます。
弊社の本部の事務所の入り口の欄間部分には、どなたかの書した福澤諭吉さんの訓が掲げてあります。(諸説あり。丸善さんでは福澤諭吉さんの訓ではなく、丸屋商社之記とされ、会社設立趣意になっています。)
商人は一旦の利に誇ることなく
一旦の損に驚くことなかれ?唯だ恐れ慎むべきは日々月々軽々の損なり
唯だ希い望むべきは連綿不断軽々の利なり
一旦の損は連綿軽々の利を以って救うべけれど
連綿軽々の損は一時の利を以って補い難し
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「商い」は堅実に誠実に、日々の細かい仕事の積み重ねによって成り立つものである。という内容であります。
少し前に、仕入れ先の社長に言われたことがあります。「専務はなんや、大きな勝負に賭けたいみたいやけど、やめとき!儂らの商売は細かい商売や。堅実に少しずつ、確実に歩いて行かなあかん。大儲けしたろう、思たら終わりやで。」と。確かにそうだと思います。私自身、大きな賭けにでるつもりは毛頭ありませんし、そんな計画も一切ありません。但し、時代、世相、思想の変化、市場の変化に合わせて、その「確実性」を変化させていくことは、経営者の仕事ではないかとも思います。つまり、他の先輩経営者の目には大きな賭けであっても、私にとって、これからの時代においては当たり前のビジネスの場であると認識したとき、それは大きな賭けでもなんでもないただのビジネスの場となるのです。根本的に賭けと勝負は別であるとも思います。
私はギャンブルは一切やりません。何故なら賭け事の才覚が無いことは自分でよく知っているからです。基本的には汗水たらして、泥臭い仕事をすることが大好きです。但し、割に合わないものはきちんと見切ります。「義理と人情」、そして「理屈」、2つの「理」と「情」が満たされて、「利」に繋がるのであれば、どんなに泥臭い仕事でも喜んで取りかかります。
マーケット、ターゲット、アイテム、サービス、これらがどう変化しようと、日々日々の「商い」を楽しむ。「義理と人情」そして「理屈」を満たし「利」に繋がる。そんな商人の原点を楽しめるような会社経営を目指したいと改めて考えた2010年の後半でした。
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