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2011.5.1

◆アジア視察第2弾 ~ベトナムへの道~

日々の想い

昨年の香港、深?の視察に引き続き、今年は4月15日から4月24日までベトナムと台湾へ行ってきました。そもそも「台湾はともかく、何故ベトナムなのか?」というご質問を頂くのですが、理由は大きく2つ。ひとつは2010年上期の新聞誌面に毎日のようにベトナム経済や市場の成長の記事が掲載されており、後進国から中進国のステージにあがった成長著しい国を自分の目で見てみたいということ。そして、もうひとつは日本の文具メーカーが2000年前後から進出をし、チャイナリスクやチャイナプラスワンといった、ポスト中国の生産拠点として戦略的に展開しているということです。
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そもそも私が社会人として社会にでた10年と少し前は、既に景気は停滞しており、高度成長やバブル景気のお話を諸先輩方からおうかがいしても全くもってイメージの湧かないお話でした。私の入社したIT機器関連の企業は、流石にITバブルの流れの中にありましたので、他と比べると多少バブルな雰囲気もありましたが、父や祖父の時代の好景気とは些か異なるものだったと思います。
ところが昨年、香港や深?に出向くことによって、国全体で成長をしているアジアのパワーを感じ、とても心の刺激される経験をしました。 そしてそれは単なるITバブルやベンチャーキャピタルによるIPO的発想ではなく、 国全体の勢いのような気がしました。 少し過激かもしれませんが、正直な意見として日本の市場において、今後今のアジア諸国と同じような元気溢れる時代が戻ることはないでしょう。であればオールアジアという概念で、アジア全体を取り込んで、ビジネスも生活も捉えることができた方が、人生はよっぽど楽しいのではないかというのが、昨年私が辿り着いたことのひとつです。ベトナム行きはまさにその中から出た企画でありました。
先進国、成熟国となってしまった国のマーケットは、現在の我々の扱う消費材ビジネスにおいて考えると、過度な競争が生じ業界自体はデフレーションとなり、停滞から衰退へ移ります。価値観や文化的成熟度がある程度出来上がった市場への参入は、価値観を擦り合せる努力は多く必要はないけれど、コスト面などの問題で、利益を産むビジネスを行うことは非常に難しいものではないでしょうか。そういった視点で考えると、中進国から先進国に入るまでの時期が我々消費材ビジネスに従じるものが「利益」を確保するには一番好ましい時期であると私は考えます。私たちの諸先輩方が仰る「君たちはいい時代を知らないからな。」ということに対して、「そうだ僕たちは(日本において)いい時代を知らない。」で終わらせるのではなく、「(日本のいいものを持って)いい時代(場所)を探しに行く。」というのが、ビジネスの面白さではないかと思います。
今回の視察旅行は、同じ業界で仲のよい志のある友人とふたりで企画をし、実行に移しました。目的は前述のとおり、「既に進出されている日系企業の工場視察」「そこで働くワーカー、スタッフのお話を聴くこと」「ベトナムの市場の実態を視ること」そして「ベトナム市場、アジア市場で何ができるかを考察する。」この3つでした。それではベトナム視察のまとめを少しはじめようかと思います。
まずは今回お世話になりました、PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO.,LTD、SEED VIETNAM CO.,LTD.、MITSUBISHI PENCIL VIETNAM CO. LTD.、LIHIT LAB. VIETNAM INC.、KOKUYO VIETNAM Co., LTD.の皆様。かけがえのない経験をさせて頂きましたことに心より感謝致しますとともに、いつか皆様とビジネスができることを願って。本当に有り難うございました。まずは御礼を申し上げます。
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