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2011.5.11

◆ホーチミン初日(2011/04/16)

日々の想い

ホーチミンに着いて一番最初に感じたことは、想像していたよりも都会で、キレイな街だということでした。と同時に、10年ほど前に、インドネシアやマレーシアを旅したときと同じように、日本では感じることの少ない、人々の「生きる力強さ」と「前へ進む勢い」を強く感じたのも事実です。
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今回の視察の一番の目的は「街を観る」「人を観る」ということでしたので、3日間(実際は2日間)で観察できることを絞り込んでの滞在となりました。ホーチミンではPLUS VIETN INDUSTRIALさんのご好意で、到着日にガイドさん(APEXというガイド会社)をご紹介頂き、大手のスーパーを2店舗、ベトナムの大手の書店を1店舗視察しました。
最初に訪問したBIG Cは、所謂日本の少し古いタイプのGMSと欧米タイプのホールセラーとのちょうど中間のようなお店でした。文具、事務用品は900×8本が2列ほどのスペースでの展開で、ナショナルブランドのTHIEN LONGといくつかの紙製品のメーカーの製品が9割を占め、その他はステッドラーとマペッドの商品が5%弱、日本の文具メーカーの製品はほとんどなかったように思います。購買層はロウワーミドルからミドルクラスの消費者で家族連れがほとんどですが、フードコートエリアには日本と同じように初等教育の子供達が友人と遊んでいる姿がちらほら見えました。
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次に訪問したドイツ資本のMETROは、所謂COSTCOのような欧米型会員制量販店です。ここはBIG Cよりも文具、事務用品の取扱いは多く、簡易的な事務機器や電化製品なども販売しており、勿論生活用品から食品、衣料まで幅広く扱っています。客層はホーチミン在住の外国人、そして企業契約が必要という特色から、現地の企業ユーザー、ないしは企業勤めをしているホワイトカラーの人たちが個人使いとして利用しているようです。今回のガイドのMr.CUONGも高額な会員費を払ってMETROの会員になっておられるようです。
METROでは日本のメーカー製品も若干(BIG Cよりは多い)ではありますが、店頭に並んでおり、プラスさんのステープル針や修正テープ、コクヨさんのレバーアーチファイルやキャンパスノートなどが多くあったように思います。価格は参考までにですが、プラスさんのTree’sブランドのステープル針(10号)が1箱(小箱1000本入)で”8円”程度でした。恐ろしい価格です。(笑)意外だったのがPPC用紙(コピー用紙)の値段は他の商品と比較してみると、特出して日本の価格よりも安いわけではなく、恐らく現在の日本のPPC用紙が経済水準と比較して安すぎるのではないかという考察を致しました。ただ、需要は同じように高いようで、一番良い場所にパレット6枚?7枚分程度で山積みとなっておりました。種類は豊富で10種類程度はあったかと思います。
BIG CMETROもそうですが、ステッドラー社(ドイツ)、マペッド社(フランス)の商品が日本のメーカー商品よりも多く品揃えされている点は植民地時代からの流れも影響しているのかと勝手に想像しました。
2店舗を視察した後、サイゴンの原宿(?)のようなDong Khoi(ドンコイ通り)のPho24 Dong Khoi(フォー24ドンコイ通り店)にて、この旅発のベトナム料理に箸を付けました。アジア料理はどこの国の料理も、もともと好きなのでこちらでのフォー、生春巻き、揚げ春巻きとビール(333/バーバーバー)を頂きました。観光客向けに優しいお味になっていました。現在かなりのチェーン展開をしているお店で、社長さんがかなり切れ者のベトナムの有力ファストフード店のようです。
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昼食後に、NGUYEN HUE(グエンフー通り)のFAHASAという書店を視察。VAN PHONG PHAM(文具屋)の広さは20坪くらいだったでしょうか。結構しっかりとしたMDをされていました。写真は撮れませんでしたが、少し古い日本の文具店のイメージかと思って頂ければと思います。ここでもやはりステッドラー、マペッド、ファーバーカステルなどヨーロッパの文具は強く、ステッドラーのノリスクラブの色鉛筆などはmade in Thailandでありましたが、かなりの量の商品が並んでおりました。全体のMDバランスは日本のそれとほとんど変わりませんが、ノート(書き物)の量が若干多かったように思います。また、後ほどまた言及しますが、ベトナムの方々の趣向のひとつとして、「キャラクター」ということが挙げられます。ノートや手帳には大抵何だかよくわからないけれど「かわいいキャラクター」が描かれていました。ここでは日本ではあまり見かけないステッドラーの商品を大人買いしました。
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FAHASAを出て初日のガイドは終了。Pham Ngu Lao StreetにあるLIBERTY 3 HOTELへチェックイン。ガイドのMr.CUONGとはここでお別れとなりました。翌日の日曜日はオフにしようという話を同行した友人としていたので、Mr.CUONGの会社にクチトンネルとメコンデルタへのツアーを組んで頂くことをお願いしました。
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チェックイン後は少し休憩したのち、再度街歩きへ出掛け、1区にあるBITEXCO FINANCIAL TOWER(韓国のHyundai Engineering and Constructionが施工)へ上り、サイゴン、ホーチミンを見下ろしました。眼下に広がるサイゴンの街はとても中進国とは思えない反面、ここからさらに経済が発展していくのだなと想像すると、心がワクワクして、この場所でビジネスをすることの可能性と楽しみを感じずにはおれませんでした。
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その後は再び Dong Khoi周辺を歩き、めぼしい店舗物件を探して歩きました。ただDong Khoi周辺は外国人観光客が非常に多く、オシャレなお店も多いのですが、恐らくベトナムの庶民をターゲットとする商売の場所ではないと思いました。それでもアッパーミドルからハイクラス、そして外国人観光客、外国人定住者をターゲットとしたお店は十二分に考えうると推測します。実際にサイゴンの中心部のレントは結構高額なようで、昼間のガイドさんのお話に依ると、Aクラスの居住区(オフィス/レジデンス共)で平米$35~$40USという相場のようです。ざっと1万円前後ということは大阪の中心地のそれとほとんど変わりません。大阪の本町界隈でも筋はずれになるとそちらの方が断然安くなります。ということは路面店での出店を考えると恐らく人件費を除く経費は日本とさほど差が無いと思われます。損益分岐の考え方を少し改めさせられた事実でした。
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そのあとは、ガイドブックに乗っていたシーフードのお店で食事を取り、夜の街を少し歩いて、ホーチミンの初日を終えました。
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Thank you Mr.CUONG!
感恩
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