BCP(Business Continuity Plan)という言葉をご存知でしょうか。
日本語に訳すと「事業継続計画」です。
企業が事業継続を行う上で基本となる計画のことであり、「事業」に悪影響を及ぼす「驚異」が実際に発生した際に、事業に与える影響を最小化し、事業の中断を防ぎ、限られた経営資源で最低限の事業活動を継続、ないし目標復旧時間以内に再開できるようにするために、事前に策定される行動計画のことです。
先だって開催された第6回地域防災展で大阪府商工会連合会が出展されており、そこで案内のあった、BCP策定支援制度に当社も応募しました。一昨日、商工会連合会の方々とコンサルタントの先生が来社され、最終の意志確認をされ、今月末より策定の為のミーティングが始まります。
半年間に渡るコンサルティングとなり、また、ただ単に教えて頂くだけではなく、自分たちで自社の業務プロセスやビジネスインパクトの分析、自社のおかれている環境などを考え、計画に落とし込んで行くため、かなり大変な作業となりそうな予感がします。
BCPを策定するということは、「今ある当たり前が、突如として当たり前でなくなった時に、如何に自分たちの事業を継続し、社会に対して貢献をすることができるか。」という大変意義あることだと私は思います。我々のように固定型の店舗の運営をして事業を行っている、また流通の流れの中で事業を行っている企業にとって、自然災害や有事の際に、流通機能の停止による事業の継続は、とても深刻な問題であると思います。そしてBCPはコンティンジェンシー・プランと異なり、有事の際の直後の対応に焦点を置くだけではなく、平時の事前対策から、事業の継続、復旧を目的とするということから、原因事象と結果事象の双方を兼ね揃えた計画であり、事業の未来永続的な発展をするためにも不可欠な取組みかと思います。
今現在だけではなく、未来永続的な成長、発展を考える企業組織の構築。企業規模の大小問わず、とても大切なことだと改めて思います。今回のBCP策定コンサルティングを通して、 我々自身だけではなく、お客様や同業者、社会全体にその意識を広めていくことができれば、なお嬉しいことです。いろいろと頑張らないとならないこともあるかと思いますが、素晴らしい半年間の取組みにしたいと思います。
あと、当社デルタではBCPというよりもどちらかというとコンティンジェンシー・プランに近いかも知れませんが、自然災害に対する防災アイテムや、パンデミック対策、情報セキュリティ事故対策などのご提案もさせて頂いております。是非ともご相談くださいませ。